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文武館総本部のあらまし

  1. 文武館総本部は沖縄伝統古武道保存会として、1971年1月1日沖縄県那覇市首里鳥堀町3−55番地に開設される

  2. 教修の内容は、沖縄に古来から伝わる沖縄伝統古武道を先祖より受け継いだ文化遺産として正しく継承し、いざという場合の攻撃や防御に必要な技を護身術として体得するのみでなく、強く正しく逞しい人間形成を目指している

  3. 文武館の「文」は、学問に励み、己を修養し、かつ広く世のために尽くすこと。「武」とは、武術に励み、身体を鍛錬し、よって精神の修養をなすこと。学問の道、武道の道は、​極まる所自己鍛錬、人格陶治への道にある。文武感の意味する所も、まさにここに存する

文武館道場訓

 

一、私達は人の輪を大切にします

一、私達は礼儀正しくします

一、私達は健全な精神を修養します

一、私達は健康な身体を鍛錬します

一、私達は勉学に努力します

​一、私達は道場訓を厳守します

文武館ロゴ2.png

シンボルマークの意味

 円内の釵は、文武の「武」を表し、また男女生徒が、共に手を取り合って歩むことを表しています。

 円内のデザイン化した「文」の字は、教師が塾生を大きく包み導くことを意味しています。

 円そのものは、3育(知育、徳育、体育)で育つ塾生が水の波紋の広がりにも似て、大きく世界へ羽ばたくことを意味しています。

 

序論

 沖縄の伝統空手・古武道は謙譲の精神を修養させるのに有効な武道であり、円満な人格と礼儀作法を身に着ける早道でもある。空手道は膽胆力を鍛え、勇気を与え、突発事故に際して身を護る。また健康を増進して、能率を倍加し、明朗と愛和の人柄を育成し、生涯教育として長寿も得ることができる。

 沖縄の地で生まれ、発達した空手道は今日広く世界各国に発展している。

 沖縄の空手・古武道が体育的価値並みに修養的価値の社会的評価を得て、日本及び世界でも初めて学校の科目の中に採用されたのが明治年月であった。首里市第一小学校、県立一中、県立師範学校、県立工業、県立商業、県立農林学校に正課として指導されていたのである。

 現在は、中国福建対外経済貿易商業技術学院(大学)で沖縄伝統空手道が正課として取り入れられており、文武館が指導を行っている。

 

空手授業

 昭和16年、早川元沖縄県知事によって、空手道専門委員会が組織され、初心者向きの普及型1と2が創作された。作者長嶺将真、宮城長順先生である。

 生徒に空手の神髄を触れさせ、合わせて、組手によって間合いの取り方、呼吸の合わせ方、動きによって突発事故への対応の仕方を修得する。

 空手は礼に始まり、礼に終わる君子の武道といわれている。相手を尊重し、技能の修得を通して人間として望ましい謙虚な心と克己心を目指し、特に礼儀作法を徹底して修行する。

 

学校教育における沖縄空手・古武道の学習

趣旨 21世紀のための生涯学習

  • 沖縄で発祥した空手は、今や国際的な武道、スポーツとして普及し、130カ国に、5,000万人以上の空手愛好者がいるとのことである。このような世界的な空手熱の高まりは、沖縄のいかなる文化よりも国際的であるといえる。

  • 21世紀に向けて、国際化に対応した学校教育の一環として、沖縄空手・古武道を学習することにより、生徒に伝統文化を実践を通して、把握させる。

  • 沖縄には、棒、サイ、ヌンチャク、トンファー、その他の日常用具を工夫、応用した古武道があり、この貴重な伝統文化を保存継承する。

文武館創設者紹介

沖縄伝統古武道保存会会長

仲本政博 範士十段

武道経歴

1938年1月15日 沖縄県首里鳥堀町で出生

1958年7月1日 知花朝信に空手師事

1961年2月6日 名嘉真朝増に空手師事

1962年12月2日 平信賢に古武術師事

1970年7月1日 平信賢より古武道師範免許允許

1971年1月1日 古武道首里支部道場開設、首里支部長に任命

1973年2月3日 小林流名嘉真道場(崎山在)で古武道教授

1973年8月18日 祖堅方範に棒の個人指導師事

1973年9月17日 上原清吉に棒・釵の個人指導師事

1973年10月19日 真栄城朝徳に棒の基本型を師事

1977年1月17日 宮平勝哉に空手の個人指導師事

1980年5月11日 県立総合教育センター古武道クラブに教授(現在に至る)

1982年1月1日 沖縄伝統古武道保存会を設立

1985年2月20日 フィリピン共和国文部大臣並びに私立大学協議会の招待で空手古武道のセミナーを行う

1985年8月30日 中国政府招待国費留学、武術と水墨画を学ぶ(戦後第一号となる)

1988年9月2日 中国福建省福州市で国際武術・学術シンポジウムに沖縄県武術団団長として参加「沖縄伝統古武道」について論文を発表する

1989年5月12日 県立那覇西高等学校武道講師(現在に至る)

1994年8月吉日 中国百科事典に掲載される

1995年2月15日~27日間 沖縄県より派遣され沖縄空手古武道世界大会に向けて、アメリカ、ブラジル、アルゼンチン、カナダの4カ国で古武道セミナーを行う

1995年10月20日 中国国立閩江大学客員教授(沖縄人として戦後第一号)

1998年1月10日 沖縄県空手道連合会古武道範士九段第一号授与

2003年10月9日 琉球新報創刊百年を記念して、第3回空手道武道功労賞受賞

2004年12月19日 沖縄県古武道連盟設立、会長に就任

2006年6月10日 沖縄県古武道連盟より沖縄古武道範士十段第一号授与

2011年7月1日 公立名桜大学人間健康学部講師(非常勤)

2011年7月2日 米国インディアナ州大学『空手・古武道殿堂』入り

2012年4月1日 県空手道連盟顧問就任

2013年5月7日 沖縄県指定無形文化財沖縄伝統空手古武術保持者に認定される

2015年12月19日 沖縄県古武道連盟顧問に就任

2016年7月1日 第60回沖縄タイムス体育賞受賞

2017年3月5日 空手の達人記念切手として、オリジナル切手シートが発売される

​文武館宮古支部規則

1.服装をきちんとすること。

1.正しい言葉使いをすること。

1.理由なく遅刻・欠席しないこと。

1.教師の指導には従うこと。

1.授業中、他人の迷惑になるようなことをしないこと。

1.道場訓を厳守すること。

〈目的及び事業〉

この会は、会員相互の親睦を厚くし、沖縄の文化的財産である沖縄伝統古武道の型の保存と継承、普及発展を図ること。また、会員自身の健康増進を目的とする。

禁止事項〉

・許可なく外部へ沖縄伝統古武道の教授を行うこと。または映像配信を行うこと。

・プライベートであっても公序良俗に反するふるまい。

〈料金〉

入会金及び年会費

10,000円(2年目以降 5,000円)

月会費

一般(高校生以上) 6,000円

 小・中学生 4,000円

日曜コース 3,000円

・入会金は入会時に、年会費は入会から一年後に納入ください。

・月会費は毎月10日までに現金にて納入お願い致します。

・中途入会の月会費は10日までは全額、11日から20日は4000円(小・中学生3000円)、

 21日から末日は2000(小・中学生2000円)とする。

・納入した金額はいかなる理由があっても返金致しません。

 

〈稽古時間〉

・1回1時間とし、週3回行う。

・日時は変動ありで、その節に決められた時間帯に行う。

・当会の都合で休みになった場合でも、補填はないものとする。

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沖縄伝統古武道保存会文武館宮古支部

​連絡先:080-6498-6861 池間 勇士(イケマ ユウシ)

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